Malvasia Fina マルヴァジア・フィナ
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ギリシャ原産でイタリアそしてイベリア半島に持ち込まれた品種として古い歴史のある品種です。ポルトガルでは特に北部から内陸にかけての産地、ドウロ、ダン、ベイラ・インテリオールが主産地で、一部ドウロとダンに接する標高の高いダヴォラ・ヴァローザやリスボンにも植えられています。 この品種から造られるワインは繊細で、ニュートラルそしてフレッシュと複雑さが適度に感じられます。やや蜂蜜やナツメグのニュアンスがあり、樽熟をしていなくても僅かなスモーキーさを感じることがあります。一般的にブレンドに使用されますが、冷涼な地域でスパークリングワインのブレンドに使用されることがあります。オイディウム(うどん粉病)の被害を受けやすく、収量にばらつきが出やすいのが難点です。マデイラ島ではBoalボアル又はBualブアルと呼ばれています。