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赤品種

Tinta Negra ティンタ・ネグラ

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マデイラ島に広く栽培されている品種で、フォーティファイドワインだけではなくスティルワインの原料としても多く使われています。スティルワインにした場合は特徴の少ないロゼや色の薄い赤ワインにしかなりません。しかも酸化の進みが早くすぐに褐色を帯びてしまいます。ぶどうの色は青みを帯びたガーネット色から薄いピンクがかったものまでさまざまです。が、フォーティファイドのマデイラではこの色合いは問題にはなりません。収量が高く安定し、病気に対する抵抗力が強く、マデイラ島では栽培者にとって大切な品種として人気があります。マデイラ島の数奇な歴史そして多様性のあるこの貴重な品種を「カメレオングレープ」と呼んでいました。