porto_douro

各産地の特徴

Porto e Douro ポートとドウロ

地域名 DOP地図
上の位置
DOP(DOC) IGP (VR: Vinho Regional)
Porto e Douro / ポートとドウロ 03 Douro / ドウロ Duriense / デュリエンセ
04 Porto / ポート
https://www.ivdp.pt/ (地域別生産者組合URL)
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ポートワインの産地そして現在はスティルワインの産地としてもその品質が高く評価されているポルトガルを代表するワイン産地の一つです。

スペインに源のあるドウロ川は、スペインのワイン産地を抜けポート市に流れる大河です。河口から約100kmほどの上流から国境まで続くこの一帯は山が多く険しい山岳地帯です。そして大きくうねって流れるドウロ川とその支流に沿った急斜面の痩せた片岩質のスレート土壌に畑が広がっています。伝統的な石垣で支えられたテラス式畑は、歴史的価値がありユネスコの世界遺産に指定されています。ただ、テラス式の畑は機械化の進んだ現在では耕作に向かないため、畑を削り滑らかな斜面に替えてしまっているところが殆どです。
栽培地域はスペイン国境から下流にあるメサン・フリオの町までドウロ川とその支流にそって90 kmほど続いています。マラン山脈によって太平洋の湿った空気は遮断され、上流へ向かうにつれ雨量は減少しスペインの国境付近では砂漠の様に乾燥しています。
ドウロ地域は、西からバイショ・コルゴ、シーマ・コルゴ、ドウロ・スペリオールの3つのサブ・リジョンに分かれています。サブ・リジョンの中で、マラン山脈に近く雨が多く涼しく肥沃なバイショ・コルゴにはぶどう畑が最も多く広がっています。その上流のシーマ・コルゴには嘗てはワインを運ぶ船の船着き場があり、ワイン集荷の中心地でした。また、シーマ・ゴルゴはスティルワインの生産が盛んな産地としても知られ、高品質ワインが造られています。スペインの国境付近にあるドウロ・スペリオールは、サブ・リジョン最大の耕作面積でその畑は広がり続けています。

ドウロは古くから多彩な品種が植えられており、ポートワイン用だけでなく、豊かで複雑なワインを少量産する伝統的なワイナリーが多くあります。古くからあるぶどう畑では混栽が行われており、時にはその種類が数十種を数えることができます。勿論、近代的なぶどう畑では病害の制御や成熟期の異なるぶどうの収穫を統制することなどを鑑み混栽は行われていません。現在ティンタ・ロリス、トウリガ・フランカ、トウリガ・ナシオナル、ティンタ・バロッカ、ティント・カン の5種類が高品質品種として推奨されています。
また、近年は赤の品種で酸が強いヴィーニョンとして知られているソーゾンが増えています。また、古くから栽培されている黒ぶどうのティンタ・アマレラ(トリンカデイラとして知られています)も注目すべき品種です。白ではグーヴィオ、マルヴァジア・フィナ、 モスカテル、ラビガガート、ヴィオシーニョです。標高の高い場所で栽培さえている古くからの混裁ぶどう畑に多い品種で若い世代に人気のある辛口白ワインが造られています。